LGBT

「LGBT」をご存知だろうか?

Lesbian レスビアン(女性同性愛者)  
Gay ゲイ(男性同性愛者)
Bisexual バイセクシュアル(両性愛者)
Transgender トランスジェンダー(性同一性障害など)
の頭文字をとった性的マイノリティー(少数者)の総称だ。

日本の代表的な2つの週刊経済誌
「週刊東洋経済」と「週刊ダイヤモンド」がともに、
7月14日号において、LGBTに関する特集を組んだ。

「週刊ダイヤモンド」
国内市場5.7兆円「LGBT市場」を攻略せよ!
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「週刊東洋経済」
知られざる巨大市場 日本のLGBT
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ぼくは、両誌の購読者だが、同じ発行日に両誌が
同じテーマで特集を組むのは、
年末発行号での「来年の経済予想」くらいであり、
ほとんど見たことがない。

タブー的なテーマなので両誌が一斉に論陣をはることにしたのか、
それは考えすぎで、偶然の一致なのか?

ともあれ、両誌とも経済効果の観点からの記事が中心ではあるが、
LGBTについて詳しく取材し論述してあり、大変勉強になった。

セクシャルマイノリティーの尊重が企業イメージを決定すること、
また、企業がLGBTをマーケティングの対象として設定することの
必要性が、両誌ともに、丁寧に書かれている。

アメリカでは、オバマ大統領が、
同性婚(制度)に賛成の立場を表明し、
すでに同性婚を認めている州もあったりで、
進んでいるな程度にしか、ぼくは知らなかった。

週刊ダイヤモンドによると、
「同性結婚」を法制度として認めている国は、
オランダ、ベルギー、スペイン、カナダ、南アフリカ共和国、
ノルウェー、スウェーデン、ポルトガル、アイスランド、
デンマーク、アルゼンチンなど。

同性間のみが利用可能な婚姻に匹敵する制度である
「パートナーシップ法」を採用している国は、
英国、ドイツ、スイスなど。

同性・異性間を問わず、共同生活の合意内容を法的に承認
した「準婚制度」を採用している国は、
フランス、アンドラなど。

他方、同性間の性愛関係に死刑を科している国は、
サウジアラビア王国、イラン、スーダン、モーりタリアなど。
ということだ。

結構な数の国が同性婚を認めていることに驚いた[exclamation]

電通総研によれば、日本においては約5.2%(ダイヤモンド)、
英国政府の調べでは、英国人の6%がLGBTという(東洋経済)。
結構な割合の人がLGBTなのである。

ぼくは、
人は皆平等であり、誰でもその気持ちに素直に生きる権利が
認められるべきという根本的考え方を持っているので、
両誌の記事を好意的に受け止めている。

日本における少子化問題は、待ったなしのところに来ており、
結婚制度・家族制度全般の根本的見直しが必要となる時代
が来るかもしれないと思う昨今である。

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