今週初め(10月3日)、北九州市に本店をおく
「北九州銀行」が誕生した
それを報じる翌4日の中国新聞記事。
「北九州銀行」は、
山口フィナンシャルグループ(YMFG)の
100%子会社であり、
これで、YMFGは、
山口銀行(山口県下関市)、もみじ銀行(広島県)
についで、福岡県(北九州市)に3番目の銀行を
持つことになった。
地方銀行の新設は、なんと27年ぶりというから
画期的である
YMFGは、2006年10月、山口銀行ともみじ銀行
の持ち株会社として設立された。
ぼくは、その際に、YMFGの監査役に選任され
今日に至っている
そのときには、将来的には両銀行は一つの
銀行になるとして、どのような名前の銀行だろう
などと、思ったものだ。
しかし、YMFGはまったく別の戦略をとった。
すなわち、両銀行を統一するのではなく、
持株会社の子会社として、それぞれが、
地元の人々に愛される銀行として、
存続することに。
そして今回、銀行の本店のない大都市圏である
北九州市に、やはり、地元に愛される銀行を
設立したのである。
YMFGの両翼戦略,すなわち、山口県(下関市)
から東に広島県、西に福岡県(北九州市)を市場
として獲得していくこと、が一歩前に進んだ
ことになる
都市銀行は、この間、合併が続いてきた。
たとえば、三菱東京UFJ銀行。
三菱銀行と東京銀行が合併して東京三菱銀行。
三和銀行と東海銀行が合併してUFJ銀行。
そして、東京三菱銀行とUFJ銀行が合併して、
現在の三菱東京UFJ銀行となっている。
YMFGは、こうした動向とはまったく別の展開を
とった。都市銀行と地方銀行の役割の違いという
面もあると思うが、
明治維新を切り開いた長州人の新たな挑戦とも
思える
YMFG監査役として、YMFGと3子銀行の
一層の発展を願う
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