尾道港からフェリーで1時間弱のところに,
「百島」(ももしま)がある。
百島の福田港の海の向こうの本土には,常石造船所が見える。
現に島に住んでいる人は約270人,平均年齢70代末,小中学生は13名,
という小さな島だ。
2012年以来,ここをアートの島にしようと,
芸術家・柳幸典先生(広島市立大学准教授)らが
活動している。
10月26日(日),
9月13日(土)からこの百島にて開催されていた
「十字路ーCROSSROAD」
100のアイデア,あしたの島。
ーアートはより良い社会のために何ができるのか?-
の最終日のイベントがあるというので,妻と一緒に出かけた。
広島市からは,NPO法人瀬戸内里海振興会(里海会)の会員,
EPOちゅうごく(中国環境パートナーシップオフィス)の方,
岡山市からも環境省の職員が参加した。
ぼくも,里海会の理事長としての参加でもあった。
里海会は,人工干潟でのアサリ養殖研究,海浜ゴミ清掃,
そして,アートと環境とのコラボレーション
という形で,
この百島を支援しているのだ
海浜ゴミ清掃に協力したことが記載された看板
(最下部に里海会の名前が)
アートベースは,廃校となった中学校校舎を利用。
これを
拠点に,島内の空き家などを利用して10件くらいのアートが出現している。
後ろの作品は,砂で製作された国旗をすべてパイプでつなぎ,
そこに多数のアリを自由に行き来させて(ひびに見えるような線がアリの通った道),
最後に固めて作成したもの。
世界の国がすべてつながっており,国境も意味を持たない,
自由で平和な世界を描いたものと思われる。
芸術性,思想性ともレベルの高い作品と思った
14時より,ワークショップ「ハラヤン島への船出」が
開催され,約70名の島民などが集まった。
なお,「ハラヤン島」とはマレーシア語で「想像の島」という意味。
東京から来たジェームズ・ジャックさん(米国人)製作の
「船」の上で,子どもが出航のホラを吹くなどした
道行くそばの畑では,
80~90歳くらいの島民の方が農作業を元気に行っていた。
休憩所では,島外からの訪問者やボランティアの人々に対し,
親切にコーヒーやお菓子,ミカンなどを振る舞ってくれた。
感謝
のんびりした島時間の中で
アートに触れることが出来た,幸せな一日だった
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