福島第一原発事故を巡って,必死の対策が行われている。
自衛隊,消防隊,警察など,国家の総力をあげての命がけ
の対策である。
放射能の恐怖と戦いながらの懸命な奮闘に敬意を表する
とともに,沈静化に成功することを祈るばかりである。
ここ数日は,3号機など,使用済み燃料プールを冷やす
ための放水が行われている。これはこれで必要不可欠
の作業であり,一定の成果も上げているようだ。
さらに心配なのは,
放水などの効果が望めないと思われる
格納容器内の原子炉の燃料棒だ。特に2号機では,
格納容器内での気圧の変化が見られるというのだから,
炉心溶融などの,
危険な状況が発生している可能性もあると思われる。
未だに,起こりうることは何か,最悪の事態は何かが
不明である。
政府は,同原発から20㎞内からの避難,30㎞内の屋内
退避を方針として明らかにしているが,米政府は,
一律80㎞内からの避難方針を打ち出している。
どうして,このように方針の差異が生じているのか。
政府は,上記方針の根拠を明らかにすべきである。
分かる限りの正確な情報を,政府・東京電力は,
国民に明らかにすべきである。
ぼくは,日本弁護士連合会の公害対策環境保全委員会の
委員も務めているが,同委員会の中心的メンバーの一部
も関与している
「NPO法人原子力資料情報室」という組織がある。
同情報室は,原発事故直後から,同事故についての
情報を発信している。
同情報に注目されることをお勧めする。
http://www.cnic.jp/
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