一昨日(3月26日)、
広島県異業種交流サロン講演会にて、
二宮尊徳の7代目子孫
中桐万里子氏(親子をつなぐ学びのスペース
リレイト代表)が、
「二宮尊徳の生涯と知恵~激動の時代を生き抜く実践知~」
と題した講演を行うというので、参加した
http://web.digitalway.ne.jp/users/relate/staff.htm
大変興味深く、有意義だったので、
一部を紹介する(全部書くと大変長くなってしまう)
二宮尊徳(子どものときの名前は金次郎)
多くの小学校にその銅像が建てられている。
イメージとしては、貧しくて小さな男の子が
薪を背負いながら、必死で勉学に励む姿だ。
銅像の発するメッセージとしては、
必死に勉学に励むべしということだと
思われる。
しかし、この銅像に関して、
中桐氏が祖母から繰り返し聞かされたことは、
「本を読むことも大事だが、何より大事なのは、
働くこと、実践すること。一歩踏み出している足が
大事なのだ」ということだったとか。
尊徳は、実際には、
当時としては巨漢(182cm、94キロ)であり、
600以上の村を再建した徹底した実践家だった。
尊徳の遺言も、
「名を残さず、おこないを残せ」だったと。
中桐氏は、二宮尊徳の実践哲学を
「川と水車」にたとえて説明された。
互いに生かしあうことにより、
エネルギーを創出する関係だ。
「半分従い、半分逆らう」
まず従って、そして次に逆らうということだが、
その意味は、
従い=知る、よくみる、受け入れる
逆らう=対策する、工夫する、実践・実行する
「報徳」という実践について
尊徳の考えは、「give and take」
(見返りを求めて行う与え)には反対。
逆に、
「take and give」だという。
すなわち、現状がすでに「take」=幸せ
の状態(と認識すべき)だから、
「give」=恩返しをすべきという考え。
幸せは、実践のための
目的ではなく、
その動機、原動力だいうのだ。
その説明を、川と風車を用いて行う中桐氏
「take」(幸せ)の達人となるためには、
日頃から、「ありがとう」の気持ちが重要と
ぼくの感想だが、このあたりは、
①2,3年前にアメリカでベストセラーとなった
「幸福優位7つの法則」(ショーン・エイカー)
(成功するから幸福なのではなく、幸福だから
成功する)や
②辻秀一のフローの理論にある
「感謝の気持ちが精神をフローにして、
パフォーマンスをエクセレントにする」
http://www.doctor-tsuji.com/
に通じるものがある。
①②ともアメリカでの研究の成果によるものだが、
何と、200年前の江戸時代末期に
すでに、二宮尊徳が提唱していたのか
と驚いた
懇親会での、中桐氏とのツーショット
尊徳が巨漢だっただけに、子孫も背が高い
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