官民ファンドとマツダのお話し(勉強会)

元マツダの副社長・財務責任者であり、
現在、
広島県と民間で合計105億円を出資した官民ファンド
の運営会社=ひろしまイノベーション推進機構の社長である
尾崎清さん
のお話を聞くことができた。 

4月25日(月)夜の「勉強会」。

尾崎さんは大変気さくな方で、
お話も分かりやすく、とても勉強になった。
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紙面の関係で、一部のみ紹介。

まず、広島県40億円、民間65億円の合計105億円の
官民ファンドは、現在35億円が広島県内の企業5社に
投資されている。
そのうち2社は投資により企業を再生させることに成功し、
株式を民間会社に譲渡して、「出口」に成功している。

OHT(福山市)には10億円投資、回収10億円。
http://oht-inc.co.jp/profile/index.html
サンエー(三次市)には10億円投資、回収27億円。
http://www.sun-awks.co.jp/

ファンド運営の費用が年数億円かかっているが、
これまでの収支はトントンという。

上記両社は、高い技術を持った世界的なオンリーワン企業
だが、その技術を守り、危機を救ったので、
広島経済の活性化に寄与したことは間違いないと思う。

ファンド運営はまだ道半ばだが、がんばって欲しいものだ。

ファンドの構造[カメラ]
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地方創生のゴールとは[左斜め下]
160425_1950-01.jpg

もう一つのお話は、マツダの財務責任者として、
経営危機時代を乗り切ったこと。
2008年リーマンショック、その後の円高。

乗り切ったカギは「経営革新」と「技術革新」だったと。

経営革新は
資本参加したフォードに学んだマネジメント力。
いくつかあるが、
フォードから送り込まれた30代の社長。
「Change or Die」(変革か死か)
給与削減など大幅な合理化を行い、
ビジョンを示し、社員の心を一つにしたという。

技術革新については、
SKYACTIV(エンジン)技術の開発と
マツダらしさを「魂動」デザイン(Soul of Motion)に具現化。

これらにより、V字型回復を実現できたという。

27日発表されたマツダの2016年3月期の決算は、
営業利益2267億円で、
3年連続で過去最高を更新したという。

マツダは、何といっても広島経済の中心的存在だ。
マツダの元気は、広島の元気でもある。
これからも、がんばって欲しい[ぴかぴか(新しい)] 

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