「東大46SⅠ21」・・・よんろくえすいちにじゅういち
東京大学昭和46年入学理科Ⅰ類21組
の略称だ。
理科Ⅰ類は、理学部・工学部進学予定の学生からなる。
理科Ⅰ類は全部で22組あって、21組と22組の2クラス
だけが、第2外国語にロシア語を選択したクラスだ。
ぼくはこの46SⅠ21に所属していた。
大学1,2年の教養学部でのクラスだが、同クラスでの
10数人とは、今でも1,2年に1回は集まる。
クラス内でのマージャンなどの遊びを一緒に行った。
また、当時は、東大教養学部では、学生自治会が、
国立大学の学費値上げに反対する無期限ストライキを
行い、クラス内での討論やデモなどを共に行った。
クラスの学友たちは、3年には工学部の様々な学科に
進学した(ちなみに,ぼくは,船舶工学科)
そして、各学科において、自治会の代議員と
なり、皆に押されて、ぼくは「工学部自治会委員長」に
選任された。
多くの同級生は、3,4年になると、
就職に向けて、活動(学生運動)を辞めていった。
ぼくは、運動を呼びかけた中心的な存在の一人だった
こともあり、そのまま学生運動に本格的に没頭していった。
(司法試験へ方向転換したのは、34、5歳からだった)
さて、前置きが長くなった。ぼくとは違い、
そのまま、まっすぐ工学部(航空学科)を卒業し、現在、
独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)に勤務
している同級生のK君から、
広島にて、ジェットエンジン・ロケットエンジンに関する
学会(講師)があるとのことで、連絡があった。
昨夜(3月3日)、広島に来たK君と夕食を共にして、
夜遅くまで広島市内の歓楽街、流川にて飲んだ。
いくつか、感動した話があった。
K君は、小学校3年生のころから、宇宙に対する興味を
持ち、宇宙にいけるロケットを作りたいと思った。
当時、国立大学で「宇宙工学」ができるのは、東大だけ
だったので、東大に入学したという。
現在は、JAXAにて、宇宙ステーションの研究開発を
行っている。
8歳から58歳の今まで、50年間にわたって、
一つの夢に向かってまい進しているのだ。
すばらしい
もうひとつは、有人ロケットの打ち上げの分野において、
日本は中国に抜かれているという話。
有人ロケットは、旧ソ連が先行し、次がアメリカだったが、
その次に中国が2回成功させているという。
日本は国の政策や財政的問題などで、この分野は未だ。
中国の次をインドが狙っているという。
人の弁護を職としているぼくの個人的見解では
日本は、
おそらく人命の問題などもあり、慎重を期しているのかも
知れないが、複雑な気持ちである。
K君の一層の活躍を祈る。
さて、46SⅠ21のロシア語選択クラスは、個性的な人が
多かった。
理科系の多くの学生が、第2外国語に、ドイツ語か
フランス語を選択しているなかで、あえてロシア語だから。
ということもあるのか、同級生の10数人の進路も様々。
東大や東工大の大学教授、東京電力や新日鉄などの
大企業への人もあるが、
ぼくと同じように弁護士になった人、医師になった人,
経営コンサルタントなどもいる。
集まると、学生時代のように、わいわいガヤガヤ議論は
尽きず、いつも徹夜マージャンとなっている。
次の集まりが楽しみだ
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