来年は「平清盛」!

この一つ前のブログからの続きではないが、
母が生まれた音戸[ひらめき]
その「音戸の瀬戸」を切り開いたという「平清盛」が
来年のNHK大河ドラマとなる。
地元広島(そして観光連盟)は
この話題で盛り上がっている[グッド(上向き矢印)]

先日、その平清盛についての講演会があったので、
参加した。話はなかなか面白く、
眠っていたぼくの「歴史頭脳」は新たな刺激を受け、
とても豊かな気持ちになれた[グッド(上向き矢印)]

講演を行なったのは、見延典子氏(みのべのりこ)。
早稲田大学在学中に卒業論文として書いた小説
「もう頬づえはつかない」が大ベストセラーになった
ことで小説家としてデビュー。
後に桃井かおり主演で映画化された。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%8B%E5%BB%B6%E5%85%B8%E5%AD%90

広島では頼山陽の研究家・小説家としても有名だ。
その見延典子氏が、平家物語についても研究を
しており、何冊か本を出版している。

見延氏の講演によると、
「平家物語」は、平家と源氏の戦いにおいて勝利した
源氏側によって書かれ、琵琶法師により語り継がれてきた
ものなので、平家(清盛)は最初から悪人として登場してくる。
(歴史は勝った者が創る)

こうした清盛の悪人像を書き換えたのは、
小説家吉川英治の「新・平家物語」という。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%B7%9D%E8%8B%B1%E6%B2%BB

天皇家の後継者争いの道具として、武士が使われていたが、
武士自身が自ら良い政治をしたいとして、登場したのが
武士という階層であり、
平清盛はその最初の人物ということらしい。

清盛は、瀬戸内海の発展に多大な寄与をしており、
もともと小さかった厳島神社を
「海上の守護神」として、豪華な現在の形に近いものに
したという。

そして、厳島神社と京を結ぶ海路を短く近いものと
するために、浅瀬だった音戸の瀬戸を切り開いた。
一日で工事を終えるために、沈み始めた太陽を
招き返したというのである。
それで、
音戸の瀬戸公園には、清盛の「日招像(ひまねきぞう)」
が立つことになった。(これは有名な話ですが)

また、日宗貿易にも貢献し、日本に新たな文化を
持ち込んだ。

平家は、家族で皆仲良く暮らしたが、
源氏は身内で殺し合いをしている。
(その結果として源頼朝の鎌倉幕府ができた)
平家を悪人のようにいうが、むしろ平家の方が
優しさがあったのでは。

清盛は「海男」などなど・・・

ぼくの興味は尽きない。

「平家物語」の冒頭
「祇園精舎の鐘のこえ、諸行無常のひびきあり、
沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらわす。
・・・・」は余りにも有名な始まりだ。
ちなみに、最近では小学校でも子どもがソラで
言えるように教えるらしく、小学1年の次女が
こうした下りを早口でスラスラ唱えるのには
びっくりした[exclamation]

まあ、ともあれ、来年スタートのNHK大河ドラマ
「平清盛」が楽しみだ[るんるん]
http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/index.html

講演のあとでの見延典子氏とぼくとのツーショット写真
111220_0830~01.jpg

おまけ。
新聞でもツーショットとなっていました。
(昨日入手した「ウェンディ広島」1月号)
ぼくの記事「なやみよまるく 江さんの法律豆知識」(左下)
と並んで見延典子氏の記事が(右上)[わーい(嬉しい顔)]
111221_1807~01.jpg

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