先週の土曜日(2月19日)午後、広島市内において、
KKC(NPO法人広島経済活性化推進倶楽部:理事長
=ぼく)主催の第14回起業家・投資家・専門家「お見合い
交流会」が開催された。
4つの企業がプレゼンテーションを行ったが、その前に、
冒険家山下健一さんによる講演が行われた。
山下健一さんは18歳のとき、日本人で初めて、
米国ヨセミテの大岩壁の単独登攀(とうはん)に成功した
37歳のとき、当時9歳の娘と5歳の息子と妻の4人で、
太平洋をヨットで一周することに成功した。
3年2か月かかったという
現在は、そのヨット(オリハルコン号)を使って、
会員制クルージングと自分探検クラブである
「冒険cafe オリハルコン」を経営している。
http://www.so-so.co.jp/member/yamashita/
講演では、家族でのヨットでの太平洋一周航海の様子や
そこで学んだものなどが語られた。
限界に挑戦するチャレンジ精神はベンチャー起業家の精神
に繋がるものがある。
参加者の多くが、山下健一さんの話に、深く感動したようだ
った。ぼくが印象に残った話を2つ。
ひとつは、航海中に嵐に遭遇し、ヨットの床に海の水が
入り、もうダメだと思ったときの話。
健一さんは、子どもたちに対し、
「自分のわがままで、こんな目に合わせて申し訳ない」と
土下座して謝ったと言う。
そうしたら、娘は、「私たちだって、アラスカを見たい。
がんばろう」と逆に健一さんを励ましたという。
もうひとつは、世界を回っているヨット仲間が、
途中停泊する湾があり、そこには、約400隻約1000人
の人々が集まっていたという。
折りからの強風により、無人のヨットが陸地に乗り上げ
そうになった。
そのときに、誰かがそのヨットを救助しようと
健一さんに呼びかけ、強風でかなり危険な状態のなか、
次々と人々がボートで現場に集まってきた。
結果、そのヨットは無事に救助された。
そこには、国境も人種もなく、自分と他人との境界さえも
ない世界があった。
健一さんは、大自然を求めて海に出たが、そこで得た
ものは人と人との繋がりだったという。
すばらしい経験を聞かせていただいた
例により、ブログのために、講演の途中で写メを撮ろうと
思っていたのだが、話に引き込まれて、気が付いたら
講演が終わっていた。
どうしても画像が欲しかったので、
講演の後で、プロジェクターを再度映し出してもらい、写メ。
山下健一さんは、福岡生まれだが、尊敬する冒険家が
大竹市に居たため、この地に住むようになったという。
今、瀬戸内海のすばらしさを皆に伝え、体験してもらおうと
「オリハルコン」を再始動させている。
瀬戸内海は、ぼくらの宝だ。
健一さんを応援していきたいと思った
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