人生を活き活きと幸福感を持って過ごせるか,
悩み多き日々を過ごすことになるかは,
重要な関心事ではないだろうか。
昨年10月,日本において出版された「幸福の習慣」
(原題「WELL BEING」)(ディスカバー・トゥエンティワン発行)に、
おもしろい調査・研究結果がいろいろ書かれていた。
この本はアメリカで2010年にベストセラーになったということだ。
示唆に富んでおり,是非一読をお勧めする。
もちろん、
幸福を感じるときというのは、人それぞれ違うと思う。
だから、一般的にこれが幸福だというものを決めることは
できないと思う。
ただ,そうだとしても,この本は一読に値する。
以下,その概略ないし面白いと思った点などを紹介する。
ぼくの所属する広島北ロータリークラブにて,
「年男の弁」としてしゃべった内容の一部なので,
少々長くなりますが・・・,
この本は、世界最大の世論調査会社ギャラップ社による
50年間、150か国の調査結果に基づいて書かれている。
それによると、「幸福を決定する5つの要素」があると。
それは、
①仕事に情熱を持って取り組んでいる、
②よい人間関係を築いている、
③経済的に安定している、
④心身ともに健康で活き活きしている、
⑤地域社会に貢献している、の5つ。
そして、「最も重要なのは、この5つの側面が互いに
関わり合っていてこそ、私たちが本当に人生に満足し、
幸福を実感できるということ」
それぞれについて,若干書かれている内容を紹介する。
各紹介のあとのカッコ書きは私見です。
①仕事(子育て、勉強など日常的にしていることも含む)の幸福。
これは5つの中でも最も重要で根幹をなすもの。
朝目覚めたときに、今日することにワクワクすること。
パートナーを失うより、仕事を失う方がダメージは大きい。
(ぼくは朝目覚めたときは,ほぼ毎日ワクワクしている。
ただし,仕事とは限りませんが)
②人間関係の幸福。
幸福は人から人へと感染する。友人が幸福を感じると
自分が幸福を感じる可能性は15%高まる。
友人の友人では10%。友人の友人の友人では6%。
仲が良い夫婦と仲が悪い夫婦に同じような傷を付けた
実験で判明したこと。怪我の治癒期間は,
後者が前者の2倍であった。
(幸福を日々感じているぼくと友人になれば,
あなたの幸福度は増すこと間違いなし)
③経済的な幸福。
衣食住のためには一定のお金は必要不可欠。
自分のためにお金を使うより他人のためにお金を使う方
が幸福度は高い。
物を買うよりも経験にお金を使う方が幸福度は
2,3倍高くなる。
何かを買うとか何かしたいときに必要なお金があること
の安心感が幸福感をもたらす。
ハイリスク・ハイリターンの資産運用は、
日々絶え間ないストレスを生み出す。
(人のためにお金を使いすぎている気がしないでも
ありませんが,幸福度は高いです)
④身体的な幸福。
炭水化物や糖分の多い食事には注意が必要。
20分の運動で最高12時間,幸福を感じることができる。
このメリットが最大になるのは週6日まで。
運動を習慣とするのに年齢の限界はない。
例として、88歳の毎日の散歩、筋トレ、ストレッチ。
1晩7,8時間の睡眠をとる。
(ぼくは糖質制限に気を遣っている。運動はほぼ毎日
行っているが,週6日ジョギングをしようかどうか
迷っているところ)
⑤地域社会の幸福。
自分が住む地域社会をより良くするための活動に参加
することで幸福度は増す。
幸福度の高い人は、自分が地域社会に何かを「与えている」
と思っているのではなく、地域社会に「お返し」をしている
と思っている。
自分の活動が周囲に良い影響を与えることで自信が深まり、
自分と社会がつながっていると感じることができる。
(社会貢献活動は大好きだ。ロータリークラブでの社会奉仕
もその一つ)
字数がさほど多くなく,読みやすい本です。
是非,ご一読ください。
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