地震・津波と放射能漏洩は、
広島の企業にも深刻な影響を与えている。
本日夕方(3月16日)、ロータリークラブの会合が行われた
が、異業種のメンバーから、嘆きの声を聞いた。
ゴルフ場専用カートを製造・販売している会社の社長曰く。
中国は、日本からの輸入品のすべてについて、
放射能検査を義務付けた。その費用の負担が大変だし、
検査で2,3週間はかかる。自分のところは腐らないから
まだいいが、農産物などは、その検査期間の経過により
腐ってしまう場合も出てくるから大変だ。
東北、関東地方の得意先は、ゴルフ場が使えなくなったり、
ゴルフどころではないとして、まったく仕事にならない。
また、地元の大手土木建築業の社長曰く。
マンションを建築しようにも、キッチンなど
その構成部分の商品がまったく手に入らなくなり、
仕事ができなくなっている。
(復興の需要があるのではとのぼくの質問に対し)
復興どころではない。まず土地が陥没したり、
地盤が動いたりで、その確定前に建築などできない。
まず、破壊されたものの清掃だが、かなりの時間がかかる
と思われる。
唯一考えられるのは、プレハブでの仮設住宅の建築だが、
プレハブ素材はすべて政府により買い占められており、
とても、民間会社ができるものではない。
ともかく、仕事ができなくて、大変なことになっている。
直接避難に遭った被災者の苦しみはそれどころではない
とは思うが、広島の企業(と働く人々)も大変なこと
になっているのだ。マツダも製造をストップしている。
今回の地震・津波、原発事故と放射能拡散は、
被災地近辺の東北、関東地方のみならず、
広島などを含めた日本全体の経済に深刻な影響を与えて
いることは間違いない。
お互い助け合って、生き抜いていくしかないと思う。
被災者の救済と支援、皆が協力してがんばることを祈る。
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