広島ペンクラブの3月例会(3月16日)で、
映画美術監督・部谷京子さんの講演があった
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A8%E8%B0%B7%E4%BA%AC%E5%AD%90
演題は「映画が誕生する瞬間~原作・台本が動き出す~」
実際の台本を示しながら話す部谷さん
台本の表紙には何も書かれておらず真っ白。
何の映画が作られているか外部にはもれないように
表紙には一切の記載がないとのこと。
映画美術監督としての部谷さんの仕事は、
シナリオとキャスティングを前提に、俳優を思い浮かべながら、
映画の画面を想像し、俳優の肉体以外の一切の絵を造ること。
いくつかの撮影現場での俳優さんたちが映画に入っていく
様子が語られたが、紙面の関係で、一つだけ紹介。
「北の零年」での主演・吉永小百合さんのお話し。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E3%81%AE%E9%9B%B6%E5%B9%B4
下の写真は、吉永さんではなく、
雨(雪)のために濡れた地面を乾かすために、
雑巾で水を吸い取り絞っている部谷さん
この映画では、主役の吉永さん(「しの」役)が造ったことになっている
牧場のオープンセットを造った。
早い時間から現れた吉永さんは、
車から降りると、広い牧場や牛舎などをゆっくり歩いて見て回り、
最後に、
「部谷さん、受け取りました」とあいさつされた。
部谷さんは、吉永さんに満足いただけたようでホッとし、
これまでで一番うれしかったという。
13か月の撮影だったが、
吉永さんのクランクアップの際には、通常の花束ではなく、
その牧場でできた野菜や果物を入った段ボールを
部谷さんが渡すことなり、喜ばれたという。
部谷さんは、被爆60周年の2005年ころから
広島の平和活動に関与され、
2009年には「ダマー映画祭inヒロシマ」を立ち上げ、
2014年にはこれを「広島国際映画祭」として発展させ、
代表を務めている。
当事務所はこうした部谷さんの活動を支援してきたが、
その過程で、
部谷さんの父母の実家が能美島(江田島市)にあり、
何と! ぼくの実家の道路を挟んで斜め前だった
ことが判明
今回の卓話もそうしたご縁のなかで実現した。
ご縁に感謝
部谷さんの一層のご活躍を祈る
弁護士ブログ人気ランキングに参加しています。
下の「弁護士」をポチッとクリックお願いします。
1日1回有効で,1週間の合計クリック数で順位が決まります。
現在,全国1位を競っています。
ご協力していただけると嬉しいです(*^_^*)
↓
にほんブログ村